発達相談先の早見表|小児科・療育・学校、どこに相談する?

発達相談の早見表。どこに相談する?アイキャッチ 制度と流れ
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こんにちは かめこです。
社会福祉士で、自閉スペクトラム症(ASD)の息子を育てている現役ママです。

わが家の発達相談は、幼稚園の先生から、

園の先生
園の先生

「発達が少し気になるので、かかりつけの小児科に行ってみては?」

と言われたことから始まりました。

小児科までは迷わず行けたものの、その先は「次はどこに相談するの?」の連続でした。

発達を専門に診る医療機関、療育、受給者証、就学相談……。
子どもの年齢や困っていることによって、相談先も変わります。

この記事では、発達が気になったときの主な相談先を、「今、何に困っている?」から探せるように整理します。

私たち親子が実際にたどった流れもあわせて紹介します。

この記事に書いてあること
  • 発達が気になったときの主な相談先
  • 診断・療育・受給者証・就学で窓口がどう違うか
  • うちが実際にたどった相談先の流れ
  • どこに相談するか迷ったときの考え方

※相談窓口の名称や利用方法は、自治体や地域によって異なります。実際に利用するときは、お住まいの自治体や各機関の最新情報をご確認ください。

かめこ
かめこ

下のカードが困りごとに対する相談先です。
気になる項目があったらボタンを押してみてくださいね。

今の困りごとに近いカードから見てみてください。
発達相談の窓口は1つではありません。①〜⑤はよくある相談の流れの順に並べていますが、どこからでも相談できます。

1発達が気になったら

保健センター・子育て相談窓口・小児科

まず相談しやすい身近な窓口から

こんなとき ことば・落ち着き・集団生活など、子どもの発達が気になる
2診断・検査・医療

発達を専門に診る医療機関

小児科・児童精神科・発達外来など

こんなとき 診断・発達検査・服薬・リハビリについて相談したい

医療情報ネットでは「発達障害」などの条件から医療機関を探せます

3療育・事業所探し

児童発達支援・放課後等デイサービス

児童発達支援センター・児童発達支援事業所など

こんなとき 療育を利用したい・通える事業所を探したい

WAM NETで地域やサービス種別から事業所を検索できます

4受給者証・手続き

市区町村の福祉窓口

障害福祉・児童福祉などの担当課

こんなとき 受給者証の申請や、福祉サービスの利用手続きを知りたい
5就学・学校生活

教育委員会・学校

就学相談・担任・特別支援教育コーディネーターなど

こんなとき 通常の学級・通級・特別支援学級や、学校での支援について相談したい

どこに相談するか迷ったときは

どこに相談するか迷ったら

自治体の相談窓口・発達障害者支援センター

相談先を決めきれないときの入口

こんなとき 医療・療育・学校のどこに相談すればいいか分からない

発達障害者支援センターの支援内容は地域によって異なります

※窓口の名称や相談方法、利用できるサービスは自治体や地域によって異なります。最新情報は、お住まいの自治体や各機関の公式サイトで確認してください。


発達が気になったら、最初にどこへ相談する?

中央の道しるべと3方向の分かれ道。病院・公共の相談窓口・子どもの支援施設の3モチーフ。

子どもの発達が気になっても、最初から専門の医療機関を探さなければいけないわけではありません。

保健センターや自治体の子育て相談窓口、かかりつけの小児科など、身近なところから相談を始められます。

保健センターや子育て相談窓口

ママさん
ママさん

「ことばがゆっくりな気がする」
こんな悩みでも相談していいの?

かめこ
かめこ

大丈夫です!
話を聞いてもらうだけでもホッとしますよ

「ことばがゆっくりな気がする」

「集団の中で、うちの子だけ少し違う気がする」

「癇癪が強いけれど、相談するほどなのかな」

こんなふうに、まだ何が困りごとなのか自分でもうまく整理できない時期もあります。

自治体によって「発達相談」「乳幼児相談」「子育て相談」など、窓口の名前はさまざまです。

まずは、

🔍「〇〇市 子ども 発達相談」

などで検索してみると、地域の窓口を見つけやすいです。

わが家は、かかりつけの小児科から

私の場合は、幼稚園の先生に勧められて、まずかかりつけの小児科へ相談しました。

ただ、すぐ診てもらえたわけではありません。

発達相談の予約が取れたのは、約1か月後でした。

幼稚園で言われたことや普段の様子を相談すると、子どもの発達を専門に診る医療機関を紹介してもらいました。

ここから、次の相談先へつながっていきます。


どんな順番で相談先が変わっていった?わが家の場合

幼稚園の先生から小児科、発達専門の医療機関、発達検査、診断、OT療育、次の療育先探しまでの体験談ルート

うちの場合は、

小児科
 ↓
発達を専門に診る医療機関
 そこで療育
 ↓
小学生になって児童精神科のある医療機関へ転院

という流れでした。

最初から、この順番が分かっていたわけではありません。

そのとき必要なことを相談しながら、少しずつ次の場所につながっていきました。

小児科から発達の専門機関へ

かかりつけの小児科から、子どもの発達を専門に診る医療機関を紹介してもらいました。

紹介状を書いてもらい、その場でFAX。
その後、自分で専門機関へ電話をして予約しました。

ただし、初診は約3か月待ち。

小児科の発達相談まで約1か月、そのあと専門機関までさらに約3か月だったので、相談を始めてから実際に専門的な診察を受けるまでには時間がかかりました。

発達検査、診断、そして療育へ

専門機関では発達検査を受け、その後、自閉スペクトラム症(ASD)と診断されました。

診察だけでなく、作業療法(OT)にもつながりました。

息子が受けたOTは、全部で12回。

この療育を受けていた医療機関では、療育利用中は受給者証を持っていないことが利用条件でした。

そのため、この時点では受給者証の申請も、民間の児童発達支援事業所探しもしていませんでした。

※この医療機関は児童発達支援の期間までの利用だったため、小学生になってからは児童精神科のある別の医療機関へ転院しました。


診断・発達検査・療育はどこに相談する?

静かな診察室・相談室を思わせる机上モチーフ。つみき、絵カード、クリップボード、記録用紙、鉛筆、小さなおもちゃを少数配置。

診断や発達検査など、医療的な相談をしたい場合は、発達障害の診療を行っている医療機関が相談先のひとつです。

ただ、どの小児科でも発達検査や専門的な診療を受けられるとは限りません。

うちは、かかりつけの小児科から紹介してもらいました。

地域によっては、自治体の相談窓口から医療機関について情報を得られることもあります。

厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」も、地域や診療内容から医療機関を探す手がかりになります。

ここで少しややこしいのが、「療育」という言葉でした。

息子が最初に受けた療育は、児童発達支援事業所ではなく、発達を診てもらっていた医療機関での作業療法です。

その後に利用することになる児童発達支援とは、同じ「療育」と呼ばれていても利用の仕組みが違いました。

医療機関のOTは健康保険を使った診療で、児童発達支援は受給者証を使って利用する福祉サービスです。

この違いを、私は最初から理解していたわけではありませんでした。


療育や受給者証は、どこに相談する?

相談している図

ここは、私がかなり戸惑ったところです。

「療育先を探すこと」と「受給者証の手続きをすること」は、別々に考えると分かりやすいです。

医療機関の療育が終わって、急に焦った

全部で12回のOTが終わるころ、

「このあとの療育はどうしよう?」

となりました。

それまでは医療機関で療育を受けていたので、次の療育先についてほとんど調べていなかったんです。

療育先を探し始めたのは、年中の夏ごろでした。

正直、

「ちょっと乗り遅れたかも……」

と思いました。

問い合わせてみると、人気のある児童発達支援事業所はすでに空きが少なかったからです。

相談センターで近くの事業所を教えてもらった

療育先探しの最初のきっかけは、発達を診てもらっていた医療機関と同じ施設内にあった相談センターでした。

そこでは、自宅の近くにある児童発達支援事業所をいくつか教えてもらえました。

これは助かりました。

ただ、そこから先は自分で動かないといけません。

ホームページを見て、

「どんな療育をしているんだろう?」

「曜日や時間は?」

「息子に合いそうかな?」

と確認して、気になるところには見学や体験を申し込みました。

自治体のホームページにも事業所一覧がありましたが、当時見たのはExcel。

スマホでは正直、見づらかったです(笑)。

当時はWAM NETの「障害福祉サービス等情報検索」も知りませんでした。

今なら、相談センターや自治体の一覧に加えて、WAM NETでも地域の事業所を探してみると思います。

とはいえ、一覧から候補を見つけても、

  • 実際に空きがあるか
  • どんな支援をしているか
  • 通える曜日や時間帯か
  • 子どもに合いそうか

までは、自分で確認する必要があります。

この療育先探しが、思っていた以上に大変でした。

受給者証は市区町村へ申請する

児童発達支援などの障害児通所支援を利用するときは、市区町村へ申請し、支給決定(通所給付決定)を受けます。

支給決定の前には、「障害児支援利用計画案」の提出を求められます。
どんな支援を、どのくらい使いたいかをまとめたものです。

計画案は、相談支援事業所に作ってもらうのが基本です。
保護者などが自分で作る「セルフプラン」を出せる場合もあります。

決定後、市区町村が「通所受給者証」を交付します。
一般に「受給者証」と呼ばれているものです。

窓口名や必要書類、聞き取りの有無、手続きの順番などは自治体によって異なります。

うちは、民間の児童発達支援事業所を探し始めたタイミングで受給者証の申請を進めました。

申請の前に、相談支援事業所で計画案を作ってもらいました。この事業所も、療育先を教えてくれた相談センターから紹介してもらったところです。

初回の計画案は、たしか自分で市役所に持っていきました。更新のときからは、事業所が出してくれています。

市区町村への相談、療育先探し、受給者証申請、計画案の提出、支給決定、事業所との契約までの流れ

医療機関で療育を受けている間に、

「この療育が終わったら、その次はどうなるんだろう?」

と一度確認しておけば、もう少し余裕を持って動けたかもしれません。

これは今振り返って思うことです。


就学や学校のことは、どこへ相談する?

挿絵。小学校の教室全体ではなく窓側の一角。机1〜2台、開いたノート、鉛筆、消しゴム、薄いファイル

就学先や学校生活について相談したい場合は、教育委員会や学校が主な相談先になります。

就学前は教育委員会の就学相談

就学が近づいてくると、

「通常学級と支援学級、どちらが合う?」

「通級ってどんなところ?」

など、学校について考えることが増えてきます。

自治体では就学相談が行われていますが、相談を始める時期や名称、流れは地域によって違います。

気になる場合は、

「〇〇市 就学相談」

などで確認すると、お住まいの地域の案内を見つけやすいです。

入学後は学校にも相談できる

入学後に困りごとが出てきた場合は、担任の先生のほか、特別支援教育コーディネーターや養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどが相談先になることもあります。

すべての学校に同じ職種の人が常時いるわけではありません。

「担任以外にも相談できる人はいますか?」

と学校に聞いてみるのもひとつです。

このあたりは、医療や療育とは別に、就学や学校生活について相談する場所と考えると整理しやすくなります。


どこに相談すればいいか分からないときは?

開いたノート、細身のペン、スマートフォン、小さなメモ、薄いファイル、コップ。挿絵

ここまで読んでも、

「結局、うちはどこ?」

となることもあると思います。

そんなときは、最初からぴったりの窓口を見つけようとしなくても大丈夫です。

かかりつけの小児科、保健センター、自治体の子育て相談窓口など、まず話しやすいところに、

ママさん
ママさん

「子どもの発達が気になっているのですが、どこに相談したらいいですか?」

と聞いてみるだけでも、次の窓口を教えてもらえることがあります。

また、地域の発達障害者支援センターも相談先のひとつです。支援内容は地域によって異なるため、利用前に担当センターへ確認してください。

相談前には、

  • いつ頃から気になっているか
  • 家で困っていること
  • 園や学校で言われたこと
  • 今まで相談した場所
  • 今いちばん聞きたいこと

を簡単にメモしておくと話しやすいです。

全部きれいに整理する必要はありませんよ。


よくある質問

Q1.発達が気になったら、小児科と保健センターのどちらに相談すればいい?

どちらか一方が必ず正解というわけではありません。

うちは幼稚園の先生に勧められて小児科から始まりましたが、乳幼児期には保健センターや自治体の子育て相談窓口で相談することもできます。

Q2.診断がなくても児童発達支援は利用できる?

児童発達支援の通所給付決定では、医学的な診断名や障害者手帳が必須要件というわけではありません。

ただし、発達支援の必要性をどのように確認するか、どの書類が必要かなどは自治体によって異なります。

実際に利用を考えている場合は、お住まいの市区町村に確認してください。

Q3.受給者証はいつ必要になる?

児童発達支援や放課後等デイサービスなどの障害児通所支援を利用するときに、市区町村が交付する受給者証が必要です。

ただし、「療育」と呼ばれるものすべてに同じ受給者証が必要とは限りません。

息子が医療機関で受けていたOTは、受給者証を持っていないことがその施設の利用条件でした。

Q4.療育先はどうやって探せばいい?

自治体の事業所一覧、相談機関からの情報、WAM NETなどで候補を探せます。

うちでは、発達を診てもらっていた施設内の相談センターから、近隣の児童発達支援事業所を教えてもらいました。

ただ、候補を教えてもらったあとは、ホームページで支援内容を確認したり、見学や体験を申し込んだりと、自分で動くことも多かったです。

どこに相談すればいいか、本当に分からないときは?

まずは、かかりつけの小児科、保健センター、自治体の子育て相談窓口など、話しやすいところに「どこへ相談したらいいか分からない」と、そのまま伝えて大丈夫です。

発達障害者支援センターも相談先のひとつです。


まとめ|発達の相談先はひとつじゃない

子どもの発達について相談できる場所は、ひとつではありません。

発達が気になる
→ 保健センター・子育て相談窓口・小児科など

診断や発達検査について相談したい
→ 発達を診る医療機関

療育を探したい
→ 児童発達支援事業所・相談機関など

受給者証について知りたい
→ 市区町村の窓口

就学や学校生活について相談したい
→ 教育委員会・学校

うちの場合は、幼稚園の先生に小児科を勧められたところから始まりました。

その後は、小児科から発達を専門に診る医療機関へ、そこから療育へ。

そして療育が終われば、また次の場所を探す。

最初から全部の道筋を知っていたわけではなく、そのとき必要な場所にひとつずつつながってきたという感じです。

幼稚園の先生に言われたあの日は、この先こんなにいろいろな窓口と関わることになるとは思っていませんでした。

もし今、「どこに相談したらいいんだろう」と迷っているなら、まずは相談できそうな場所をひとつ探すところから。

この記事の早見表が、そのきっかけになればうれしいです。


参考資料

※確認日:2026年9月25日。制度・窓口・掲載内容は変わることがあります。利用時は各公式サイトの最新情報をご確認ください。

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